愛犬の体調不調は自律神経の乱れのせいかも??

リラックス中のすみよし。すみよしは上の顎が少し出ているのでいつも少し歯がみえています…🙌
愛犬も人間と同じく自律神経の乱れで体調不良を起こす事があります。
悩みを飼い主様からよく「そういえば季節の変わり目によくお腹を下したり嘔吐する」など
耳にしますが、これは気温の変化によって自律神経のリズムが崩れることによる事が多くの原因です。

自律神経の役割りとは?

愛犬にも私たち同様に「自律神経」というものがあり、この「自律神経」とは、自らの意識とは関係なく24時間自動的に働き続けている神経のことです。
自律神経の役割は
・呼吸の調整
・心拍数や血圧などの調整
・発汗(はっかん)や膀胱(ぼうこう)の収縮・拡張などによる水分量や体温の調整
・胃腸を動かし消化
など
循環器、消化器、呼吸器などの各内臓器の活動を制御したり、体内の状態を調整したりするための情報を伝達し、身体の内部環境を一定に保つ機能を担っています。

この自律神経を整えることで日々の不調やストレス、果ては認知症予防までできると言われている重要な神経なのです。

交感神経と副交感神経

心身の健康を維持するのに欠かせない自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。
この2つの神経の関係を自動車の機能に例えて、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキだと説明されることがあります。

自動車のアクセルを踏んでいる時には、エンジンにガソリンが送り込まれて走行しますが、
同じように、交感神経が活発に(優位に)働いている時には、血圧や血糖を上げ、血液を筋肉や脳に集めて全身が活動します。
一方、自動車のブレーキがかかっている時には、減速したり、停車したりしますが、同じように
、副交感神経が優位に働いている時には、身体がリラックスした状態となって機能を回復させます。

この仕組みが崩れてくると、自律神経の機能が低下した状態になります。
あなたの愛犬が、自律神経の健康な状態を維持し、いつまでも若々しく元気に暮らしていくためには、交感神経と副交感神経のバランスを意識した生活のリズムや生活環境を確保してあげることが大切です。

例えば、愛犬には、一日のうちで、屋内でのんびりと昼寝をして過ごしている時間もあれば、屋外での散歩中に五感を活発に働かせて身の回りの危険な状態を察知し回避するといった適度なストレスを受ける時間もある、といったメリハリのある生活リズムが必要なのです。

もし、あなたの愛犬が、長期間にわたって、強いストレスばかりにさらされているとしたら、常に、交感神経が優位に働いている状態が続き、バランスが崩れ、免疫力が低下してしまい、細胞、臓器、内分泌気管などの働きにも、様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

自律神経の乱れで起こる症状

自律神経はストレスを受け続けるとリズムが崩れやすく、さらに加齢とともに機能が低下し、少しずつその働きは悪くなってしまいます。
自律神経の乱れでで起こる症状は以下が上げられます。

・感染症やアレルギー症状などで体調を壊しやすくなる
・胃腸の動きが悪くなり、下痢や便秘になる
・体温の調整が苦手になる
・血圧が不安定になり、急に上がったり下がったりする
・呼吸の調節に支障が生じる
など

このような症状が見られたら、要注意です。

自律神経の機能低下で起こる事

自律神経の機能が低下すると、「代謝(たいしゃ)」に影響を及ぼしてしまいます。
代謝とは、食べものとして体内にとり込んだ栄養素(例えば、たんぱく質や炭水化物など)を吸収し、生きていくために必要なエネルギーを作り出して消費する一連の仕組みのことです。
もし、何もしないでじっとしていたとしても、エネルギー消費が行われています。
これは、「基礎代謝」と呼ばれています。

同じ犬種で、同じくらいの大きさの愛犬が、同じくらいの量の食事と運動をしていたとしても、基礎代謝の差が、体格の差として現れてしまう場合があります。
もし、あなたの愛犬が肥満気味になっている場合、何らかの原因によって、自律神経の機能が低下し、基礎代謝の仕組みが崩れてしまっている可能性もあります。

また、自律神経の機能の低下は、「免疫力(めんえきりょく)」とも関係しています。

免疫力とは、身の回りの病原菌や身体に汚染物質など有害なものから身体を守り、健康を保つために備わっている力です。

低体温の影響

実は、基礎代謝と免疫力は、とても深く関係しています。
基礎代謝を上げようとすると、自然と免疫力が上がり、逆に、免疫力を上げようとすると、自然と基礎代謝が上がります。
そして、基礎代謝と免疫力の両方に関係しているのが、「体温」です。

愛犬たちの平熱には、個体差がありますが、概ね小型犬では37.5~38.5℃、大型犬の場合にはそれよりも1℃くらい高めになります。
散歩などの適度な運動をしている時には、体温が上がり、「血液の循環(血流)」がよくなります。
血液の循環がよくなると、身体中の細胞に栄養や酸素が送られ、老廃物を持ち帰る働きが活発に行われるようになって、基礎代謝が上がります。
同時に、血液中の免疫機能をはたしている白血球が体の中をめぐることで、免疫力が高まるのです。

冬は、気温が低く、空気が乾燥してウイルスや菌の生存率が高くなっています。
そのため、感染症やアレルギー症状など、体調を崩してしまう愛犬たちが増えてきます。
朝晩の散歩などで冷えきった愛犬たちの身体は、体温が下がり、基礎代謝が低くなって、胃腸などの内臓機能の働きも悪くなりがちです。
また、体温が下がって血流が悪くなったことによって、免疫力が落ちてしまい、空気中のウイルスや菌に十分に対抗できなくなってしまいます。
特に、外飼いしている犬や老犬などには、細心の注意が必要です。

自律神経のケアについて

愛犬が心身ともに健やかに過ごすには自律神経のケアが欠かせませんが、一体どうすれば自律神経を整えられるのでしょうか。
それにはまず、適度な運動と十分な休息、そしてオーナーさんとのコミュニケーションが必須項目、そして免疫力を上げる事が重要になってきます。

運動やコミニュケーションの工夫

健康な犬であれば朝、夕など、小型犬であれば30分程度の散歩を行えば個体差は多少ありますが適度な運動になります。
病気などの事情があったり暑すぎてお散歩に行けない場合はおもちゃの引っ張りっこがおススメです。飼い主さんとのコミニュケーションになり、体を動かす事も出来ます。
また、歩いて散歩に行けない場合は早朝や夜にカートに乗って外の匂いを嗅ぐだけでもストレス解消に効果的です。
また、背中を撫でる、寄り添って座るといった事でお互いにリラックスできるスキルシップになります。

免疫力を上げる食べ物

免疫力をあげるには、運動、ストレスを溜めない、そして栄養が大事です。
免疫力を高める食べ物を愛犬に普段から与える事で免疫力を保持出来るように工夫しましょう。

【根菜類】
昔から、東洋医学では、「冷えからくる病気」には、「根菜類(こんさいるい)」が良いとされています。
これは、愛犬たちにも当てはまります。

「蓮根(れんこん)」は、主成分である澱粉(でんぷん)が身体を温めてくれます。
「牛蒡(ごぼう)」に豊富に含まれる食物繊維は、腸の機能を整える働きをします。
「人参(にんじん)」に含まれる色素であるβカロチンは、体内にとり込まれるとビタミンAに変換し、目の神経伝達物質となり、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きもします。
また、これらの根菜類には共通して、身体に悪い「活性酸素」を抑えてくれる「抗酸化作用(こうさんかさよう)」が備わっており、血流を良くして体温を上げて、免疫力を高める働きをしています。

【発酵食品】
免疫力を高めるためには、愛犬たちの食事の中に発酵食品(はっこうしょくひん)を積極的にとり入れることも、有効です。

発酵食品とは、食材に付着した「善玉菌(微生物)」が繁殖活動を繰り返す過程で、でんぷん質やたんぱく質が分解され、糖分やアミノ酸などの有益な栄養成分に変化した納豆、チーズ、ヨーグルトなどの食品のことです。

発酵食品には、元の食材の栄養素、善玉菌の有効成分、そして発酵過程でできた「食物酵素(しょくもつこうそ)」の3つの有効作用が備わっていて、これらが相互に免疫力を高める働きしています。
例えば、ヨーグルトの場合であれば、元の食材である牛乳には、免疫グロブリンと呼ばれるたんぱく質が含まれていて、細菌やウイルスがカラダに侵入するのを阻止し、乳酸菌などの善玉菌が、腸内環境を整えて免疫力を高め、酵素が、食べものの消化、分解、吸収を助ける働きをし、体内の新陳代謝を正常に保っています。

食物酵素は、愛犬たちの体外からとり入れられる酵素ですが、愛犬たちの体内で作られる酵素があります。
これは、「潜在酵素(体内酵素)」と呼ばれています。

潜在酵素は、遺伝子によって、一生のうちで作られる量が決まっています。
そのため、あなたの大切な愛犬が、潜在酵素を早く使い切ってしまうことがないように、日頃より食生活には気を付けてあげましょう。

潜在酵素は、「消化酵素(食べもの分解する酵素)」と「代謝酵素(分解した栄養分をエネルギーへと替える酵素)」として使われます。
そのため、なるべく消化に使うエネルギーを節約して、効率よく分解した栄養分をエネルギーへと替えることができれば、長期に渡って免疫力を維持しやすくなります。

飼い主が愛犬を不調から守る

人間は、なんだかダルい、しんどい、疲れが抜けない、なんてことはしょっちゅうありますが、もしかして愛犬達も同じように感じているかもしれません。
彼らは伝える事が出来ないので、愛犬をよく観察して愛犬の体調に気づいてあげましょう。また、自律神経ケアは日常ケアの延長でできることが大半なので、自律神経のバランスを整えるようにしましょう。

愛犬が、リラックスできる住環境、添加物のない食生活、そして、昼間の太陽の下で、適度な散歩や運動などの規則正しい生活を送りましょう。
愛犬の就寝時には、電気を消して部屋を暗くし、暖房にたよらず「体温調節」を愛犬自身ができるようにしてあげましょう。

あなたと愛犬の両方が自律神経の状態を適切に確保でき、免疫力を高め、そして健康を維持できるようなライフスタイルを目指し、
愛するペットが長生きできるように私たち人間も努力しましょう。

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